あれ、ここなんか変・・・

今日は【まず違和感を見つける】というお話です。

「姿勢評価初心者」の先生は、まずここから意識をすると良いです。

臨床現場に立っていると、

身体の痛みや不調と向き合うことが日常的です。

当然治療家として、患者さんが楽になるように治療をしたり、指導をしていることでしょう。

「腰痛にはこのテクニック」

「肩こりには○○療法」

ではなく、

その問題がどこからきているのかを検査をして原因を特定していく必要があります。

腰が硬いから

肩がかたまっているから

肩甲骨が動かないから

そんなことは素人でも言えます。

そうではなく、なぜ硬いのか？なぜ動かないのか？を考える。

立位姿勢を評価する際も、診るべきポイントはたくさんありますが、一つ一つ診ていっては時間がいくらあっても足りません。

だから要点を早い段階で絞っていかなければいけません。

そのヒントが、「違和感」です。

慣れてくるとパッと見である程度の状態の把握はできるようになりますが、

慣れるまではなかなか難しいです。

ただ、臨床経験が浅かったとしても、

「なんとなく骨盤のあたりが歪んでいる」

「なんとなく肩の高さが違う」

「何となく回旋をしてもらった時に左右差がある」

これくらいはわかると思います。

で、まずはその違和感が改善されるようなアプローチをしてみて下さい。

例え患部と関係なさそうな部位の問題だったとしても、その違和感がなくなった後に主訴の確認をしてみて下さい。

意外と主訴が改善していることも多いです。

理由は後から考えてみて下さい。

結果と自分の考察が結びつかないかもしれませんが、

何度も同じような問題を目の当たりにしていれば点と点がつながる瞬間があります。

だから、

①まずは違和感を見つける

②その違和感が何なのかを考えてみる

③違和感を改善するようなアプローチを行う

④主訴の確認

こんな感じでやってみて下さい。

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