【立位姿勢の動診~代償動作~】

【立位姿勢の動診~代償動作~】

今日は【立位姿勢の動診~代償動作~】というお話です。

 

少し前に、立位姿勢の評価について数回に分けて話をしました。

そちらをまだ見ていない方は先に見てください↓

【立位姿勢の評価~まとめ~】

※これを知っているのは大前提で話をします。

 

この立位姿勢の視診(+軽い触診)である程度情報を把握できたら、その先が「動診」です。

その名の通り「動きを診る」ということです。

 

ここで重要なのが、

トリックモーション(代償動作)を観察すること。

わかりやすい例でいうと、四十肩・五十肩です。

肩甲上腕関節を外転てもらうと、純粋な外転ができずに挙上が入りますよね。

これが「トリックモーション(代償動作)」です。

これを見つけて、

「正常に手が挙がらないのはなぜだろう?」

と考えるわけですね。

例えば、

外転時の初動10度は棘上筋が働くと言われているが、この棘上筋が委縮して機能しない。これをカバーするために三角筋が最初に働いてしまう。

あるいは短縮固定していて既に関節窩に骨頭を押し付けてインピンジメントを起こしている。

などを代償動作からイメージしていくわけです。

 

まずは視診で身体の情報を集める。

そこから動診で代償動作を見つける。

更になぜ正常に動かないのかを頭で考えていきます。

 

そんな感じで身体を順を追って診てみてくださいね。


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