痛みがなくなったら卒業・・・?
今日は【痛みの先の提案をしているか?】というお話です。
治療院に来られる方々は当然ですが、
「身体の不調」「痛み」で来院されることがほとんどです。
そこに対して、様々な治療法でアプローチをするのが治療家です。
例えば、肩関節痛で来院された方がいるとしましょう。
そんなに難しい症状でもなく、2回の治療で痛みがなくなったとします。
患者さんからも、
「全く痛みがなくなりました。有難うございます!!」と感謝されます。
ということで、
「またどこか痛くなったら来てくださいね~」と晴れて卒業・・・。
良くありそうな流れですよね??
何も悪くなさそうです。
ですが、
我々は身体の専門家ですよね?
であれば、その人の身体を診させて頂いた時に「肩の痛み」以外に身体の問題点や異常点を見つけるとができるはずです。
初診時に痛みとして感じているのは「肩」ですが、過去に「膝」を痛めていたり、何度もぎっくり腰を繰り返していたり、骨盤が前傾・後傾していたり、頭部前方位姿勢だったりとか、様々な問題点がきっとあるはずです。
それらが改善されていなければ、またどこかのタイミングで「痛み」が出てきてしまします。
未然に防げるはずの問題がです。
勿論、患者さん自身が「痛みがなくなればそれでいい」と考えている方であれば、そこまでする必要はありません。
しかし、
専門家として、伝えるべきことは伝えた方が親切じゃないですか?
売込みじゃないです。
あくまでもその方の現状であり、事実としてです。
その方の5年、10年、20年先のことを想って、
「現状はこうなっているので、こういうリスクがあるということは知っておいてくださいね」と。
人に優しくいきましょうよ・・・。
優しくないけど・・・。
では。
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