いきなり答えを貰うな。
今日は【答えを貰ったら成長しない】というお話です。
治療業界にいると、
「坐骨神経痛に対するアプローチはありますか?」
「腰痛のテクニックって何かありませんか?」
「五十肩の患者様がなかなか改善しないんですが、どうすれば良いですか?」
と、こんな質問をされる方がいます。
で、答えとしては・・・
「知らん」
が正直なところです。
そもそも自分の頭で考えていない質問なんですよね。
仮に親切に、
「腰痛だったらこのアプローチをしてみて下さい」
「坐骨神経痛には○○が効きますよ」
「五十肩には・・・」
と「方法」をお伝えしたとしましょう。
結果が出れば、
「凄い効きました!!有難うございます!」
となるかもしれませんが、
結果が出なかった時に、
「言われたテクニックは効きませんでした。他に何かありませんか??」
「あのアプローチは効果ないよ」
とか言い始めます。
そもそも話の論点がズレています。
答えを貰う前に自分で考えて行動をする。
それをやっている人の質問はこうなります。
「こういう理由で、〇〇対してアプローチをしました。結果として○○は改善しましたが、□□が残ります。現状としてはこういう治療の流れでやっております。他に何か考えられそうな事はありますか?」
わかりますか?
質問の質が全然違う。
こういった質問を頂くと、こちらも答えやすいです。
が、
そもそも「答え」はお伝えしません。
あくまでも「考え方」です。
それを自分なりに咀嚼して、臨床で試してみる。
これを繰り返した方がよっぽどその人の為になると思っているからです。
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