【守・破・離】

こうした方が良いんじゃね?

今日は【守・破・離】というお話です。

 

「守・破・離」という考え方があります。

元々は、

千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、

「規矩作法 り尽くしてるともるるとても本を忘るな」

を引用したものとされている。

※Wikipedia引用

これが多方面の世界で用いられ、武道・芸術・スポーツなどでは、

  • 守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)。 ~ 自律的に作業を遂行できる(1人前)。
  • 破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)。
  • 離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)。

というように言われている。

我々技術の世界で言うのであれば、

師匠の技術や知識を学んで、それを徹底的に真似をする。

一語一句違わず説明ができることであったり、

触れ方や、圧の方向、立ち方、思考、行動などを完全コピーのごとく仕事をする。

これが「守」の段階。

 

それが完全にできるようになったら、

少しだけ自分のスパイスを入れる。

「ここを少しだけ変えてみよう」

「こうした方がもっと良いんじゃないかな」

そんな感じで、自分色を足していく。

試行錯誤。

これが「破」の段階。

 

そして、自分独自の技術を開発できるようになる。

これが「離」の段階。

 

ただ、

ほとんどの人が、「守」の段階をマスターできてすらいないのに、

「俺ならこうする」

と余計な自分色を入れようとする。

空手で言えば、「型」の意味を理解せず、それも正確にできてすらいないのに自分色を入れているようなもの。

強くなれるはずがない。

 

自分が思うやり方でやってきて、たいした結果を出していないくせに、自分色を入れようとする。

「お前色でやってきた結果が今の現状だろ?」

まだ「守」の段階なのに、なんで「破」をやりたがるん??

 

一歩ずつ丁寧に。

 

僕はまだまだ「守」ですから・・・。

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6月27日(日)
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