大腿筋膜張筋の緊張を評価する

今日は【尻上がり現象】というお話です。

「尻上がり現象」は治療家であればほとんどの先生が知っていると思いますが、

まず尻上がり現象とは、

伏臥位の状態で患者さんの膝を屈曲させていきます。

この時に大腿直筋の短縮がある場合、股関節を屈曲させて大腿直筋が伸びするのを防ぐような代償動作が起こります。

これが尻上がり現象です。

この時にちょっとしたヒントとして、

股関節外転位→大腿直筋

内転位→大腿筋膜張筋

の問題が顕著に出るということです。

股関節の肢位によってどこをメインで評価するかが変わってきます。

これを知っているのと知らないのでは、臨床の結果や考え方、アプローチが変わってきます。

何気なくやっている検査で何を診ているのか。

ここを改めて考えてください。

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