治すのが仕事?
今日は【自覚がない部分を自覚してもらう】という話です。
あなたの仕事は何ですか?
「患者さんを治すこと」
「痛みを取ること」
きっと先生によって変わってくると思ます。
これは人それぞれなので何でも良いです。
個人的な意見としては、
「その人が長く健康でいられるお手伝いをすること」
「自分で身体を治せるようにすること」
「意識・習慣を見直すように導くこと(必要であれば)」
そんな部分に重点をおいています。
だから、今の症状は改善するのは大前提です。
重要なのはその先です。
その人が通う通わないは関係なく、
現状がどうなのか、今後はどうなるのか、改善するために何をすべきなのかを細かく説明しています。
その人に響くかどうかはわかりませんが、正直に自分の考えをお話するだけです。
痛みがあって来られる方は当然ですが、局所的な問題を気にされています。
「患部の痛みが取れて欲しい」
そう思っているのは当然です。
ただ、全身の検査をしていくと局所以外の問題があることがほとんどです。
きっとこれを見ている先生も経験があるかもしれません。
腰が痛いと言っているけど、
足関節の可動域に左右差がある。
肩が痛いと言っているけど、
股関節の可動域制限がある。
など、すごくざっくりですがこういったケースはよくよくあります。
この時に、そこを患者さんに説明していますか?
ということです。
患部にばかり目がいっているかもしれませんが、
そういった部分を細かく説明していくと、
「あ、そんなところも硬いんだ」
「そこも動いていないんだ」
「そんなところ気づいていなかった」
「初めて気づいた」
というようなリアクションがかえってきます。
これをくり返すことで、自分に対して意識が向いてきます。
自分に意識が向くと、行動や思考が変わることが多いです。
もし、
「普段そこまで意識していない。」
「患部の説明しかしていなかった。」
という先生は今日からこれをやってみてください。
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