症状ばかりみていませんか？

今日は「症状に捉われない」という話です。

これを読んでくれている先生は、基本的に臨床経験の浅い先生方が多いのでちょっと違った視点を持って欲しいと思います。

特に患部だけを診ている先生に言いたい。

「症状に捉われるな」と。

腰痛で来院した方に対して、

レントゲンやMRIでどうなっているのか？

この辺を確認したりするのは当然だ。

でも、例えば「上部腰椎のヘルニア」と診断を受けていたとする。

痺れているのは大腿の後面。

この時に、

「そうか。ヘルニアだから痺れが出ているんだ」

と思うのではなく、

「上部腰椎のヘルニアで大腿後面の痺れはでないはず」

そう考えなければいけない。

でSLRやFNSなどの整形外科的な検査をしていく。

それと同時に、局所以外の問題がないのかを診ていかなければいけない。

特に正常可動域から逸脱している部位だ。

足関節が正常に動くのか、指は動くかなど診るべきポイントは多岐にわたる。

「木を見て森を見ず」

と言う言葉があるが、局所だけ診て全体を診れないと大事なことを見落とすことになるから気を付けてくださいね。

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３月２２日（日）１２時３０分～１７時３０分

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